ホテルニューオータニで食べるトゥールダルジャンの伝統的な鴨のフランス料理

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トゥールダルジャンというホテルニューオータニ内にあるフランス料理の最高級レストラン(グランメゾンと呼ぶそうです)へ行って参りました。フランスに本店があり、世界中で支店はニューオータニの1店のみ、というお店です。1582年セーヌ川ほとりに開店したそうで、上流階層の社交場としてミシュラン3つ星をずっと獲得してきました。しかし、最近では1996年にミシュラン2つ星になり、2006年にはミシュラン1つ星に落ちてしまっています。(日本の支店も1つ星)

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東京ドーム3階バックネット裏からの野球観戦

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今年も野球シーズンが始まりました!日頃はサッカー観戦が主ですが、WBCで活躍した選手を生で見に、東京ドームへ行ってきました。色々な席から観戦したことがありますが、私のおすすめ席は3階バックネット裏です。 

全体が見渡しやすい席が初心者には良い

サッカーでも同じなのですが、生観戦するメリットは、試合全体を俯瞰して守備体系を確認したり、プレーとは関係ない場所にいる選手を見ていられることだと思います。テレビはプレーに関係する場所しか映しませんが、生観戦だと気になる選手だけをずっと見ていることもできます。内野手がどのタイミングでピッチャーに声掛けているかとか、守備に着く時の癖だとかを見るのは非常に面白いです。

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また、生観戦でもう一つ好きなのは、各チームの応援です。自分の席の近くに座った人達の応援風景も好きですし、全員で織りなす応援歌も好きです。野球の鳴り物文化は、子供の頃から慣れ親しんできたものなので伝統として大切にしたいと私は思います。一方、サッカーの応援はコールリーダーと呼ばれる応援団長(サポーター集団の長)が拡声器を使って応援を煽るのですが、これは少しおかしいと思っています。太鼓や拡声器を使わずに全員で応援するというクラブがあっても良いと思うのですが、静かな日本人には向いていないのでしょうか…。

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ボール/ストライクが見やすいので、一球ごとに状況把握しやすい

もう一つ3階バックネット裏席がおすすめである理由は、ホームプレートが見えるからです。正直に言うと、野球はテレビで観戦するのが一番分かり易いと思います。ピッチャーがどこに投げたかが分かり易いからです。また、放送技術が高く、投手・野手の成績や得意不得意などの情報が分かり易く表示されているからです。
基本的に現地観戦だと、ストライク・ボールの判断はつきにくいです。この為、何が起きているのか直ぐに理解するのは困難です。ですが、3階バックネット裏の正面あたりの席ではホームプレートが見えるので、一球ずつ球審と選手を見ながら集中力を切らさずに観戦することができます。

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3階からの眺めなのでグラウンドからは少し遠く、目が悪いとボールは見辛いかもしれませんが、非常におすすめです。また、値段も手ごろ(1席2,500円ほど)ですので、無理に内野席にこだわらずに3階バックネット裏の正面あたりの席を狙ってみて欲しいです。

「アフロの日」でした

この日は球場一体となって楽しく観戦できる企画「みんなでオレンジアフロ」の日でした。球場へ来た観客数は42,922人。 その全員に(広島ファンは受け取らないでしょうが)、オレンジ色の被り物が配られました。観戦している皆でアフロを被っている姿は壮観でした。また、配られたオレンジアフロは回収されずに、お持ち帰り可能でした。安価な作りではあったので捨てて帰る人も多かったですが、ちょっとした話題になりますね。

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試合結果は…

初回から乱打戦になったこの日の試合。1点リードで迎えた巨人は、最終回に広島に7点を入れられた逆転負け。広島ファンは10連勝で最高に盛り上がっていました。負けて悔しいですが、広島ファンの皆が喜んではしゃいでいる姿は微笑ましかったです。広島が点を取ったときの応援歌、「宮島さんの神主が おみくじ引いて申すには 今日のカープは勝ち勝ち勝ち勝ち」がまた頭に残っています。良かったですね。(写真は、天を仰ぐと見える光景です)

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球場写真のデジタル現像

照明が明るく照らされているドームですので、カメラ側でのホワイトバランス設定が上手く調整してくれず、人工芝の色が目で見た時の色よりも薄くなってしまっていました。デジタル現像で色味を調整したりすることを中心に、ISO感度を上げて撮った写真のノイズ除去などを中心に調整しました。また、パノラマ写真への合成も行いました。

音無親水公園と王子神社は、静かで大人な雰囲気の漂う場所でした

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飛鳥山公園を訪れた同日、音無親水公園と王子神社を訪れました。音無親水公園は、日本の都市公園100選に選ばれている程の公園です。都内で他に選ばれているのは昭和記念公園日比谷公園・上野公園・水元公園・代々木公園。音無親水公園は、これらの大きな公園とは違った魅力のある、立派な公園でした。ちなみに、飛鳥山公園に関する記事は以下をご参照ください。

音無親水公園の成り立ち

小金井付近から北区まで東に流れてくる石神井川は昔、王子駅付近で南へと進路を変えて上野の不忍池へと流れ出ていたそうです。然し、洪水や人間による治水の結果流路変更がなされ、「音無渓谷」と呼ばれる谷を作りながら飛鳥山を超え東の隅田川へと流れ出る様になりました。今は、河川改修によってコンクリート護岸され、水路も飛鳥山の下をくぐるトンネルが作られております。こうした河川改修を受けて水が通らなくなった渓谷に、渓流を取り戻そうとして旧水路に整備されたのが、音無親水公園なのだそうです。

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ちなみに王子付近に流れる石神井川が音無川という愛称で呼ばれる様になったのは、飛鳥山公園に桜を植えたという徳川吉宗が由来と言われています。徳川は熊野・紀州出身であるので、熊野信仰の神様を祀る王子の地に流れる川であることから、地元にある川と同じ音無川と呼んだのだそうです。

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音無橋と桜

音無橋は、石神井川(音無川)で削られた渓谷、つまりは音無親水公園の上に掛かる大きな橋です。この日は雨であった為橋の下でお花見をしている方も結構いたのですが、橋の下には駐輪場があり、色々な形で地元の人たちには愛されているんだな、と嬉しく思いました。桜の季節がやはり一番の見どころなのか、橋の欄干は桜の形でした。

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王子神社

音無親水公園から崖を上がった高台に位置するのが、王子神社です。前述の通り、熊野信仰として少年または少女の姿で現れる神様を祀った神様です。東に広がる東京の低地では無く武蔵野台地へと登ること地に神社を設けたのは、川の氾濫に晒されないという理由の他にも、高台に位置した方が布教がし易かったり、信仰の対象になり易いなどの理由があったのだろうと思いました。
尚、王子神社には、毛塚という髪の供養と恩返しをする塚があります。自らの髪の油を明かりにしようと貧しい女性が髪を切って灯したところ、ずっと輝き続けた…などのお話を基としているそうです。また、髪の毛の祖神を祀るという関神社もあります。かつらを考案したんだとか。
この為、美容室やかつら屋さん、髪に悩む人が多く王子神社を訪れているみたいです。境内を出て少し歩いたところには確かに、白髪染めとパーマを勧める理容室が2軒隣り合っていましたし、良く見てみると王子には美容院が凄く多かったです。

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くっきり映すデジタル現像

音無親水公園では上ばかりを見ていましたが、ふと足元を見てみると桜の花びらが綺麗に敷き詰められていました。特に石畳の間に入り込んだ桜が綺麗だと思ったのですが、写真でその鮮やかな凹凸を示す為、明瞭度を上げて現像してみました。

お花見の聖地、飛鳥山公園は広くは無いけど魅力の詰まった場所です

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飛鳥山公園の存在を知らない人も多いのではないでしょうか。私は、つい先週まで知りませんでした…。
東京の王子駅近くにある公園なのですが、実は1873年に指定された日本最初の公園の1つです。上野公園や芝公園と並び、東京では5ヶ所しか選ばれていないので昔は凄く人気な場所だったのでしょう。調べてみると、古くから桜が愛されている公園で、お花見の聖地だったそうです。桜を見にたくさんの場所へ行きましたが、確かに飛鳥山公園ほど見渡す限り全て桜!という場所は無かったので、飛鳥山公園に行ってみて本当に良かったなと思いました。

小さいけど、たくさんの見どころがあります

切り立つ台地の上に位置する飛鳥山公園は、それ程広くはありません。端から端まで歩いて10分くらいです。ですが見どころがたくさんあります。私も行くまでは桜だけかと思っていましたが、SL広場、3ヶ所の博物館、噴水、モノレール、庭園、と色々あるので全て回れば大人でも半日はしっかり堪能できます。

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かなり評価が高いのは、意外にも3つの博物館です。特に北区飛鳥山博物館は、区立なのに展示が良い!と評判の高い博物館です。あとは近現代の日本を創ったと言ってもいい渋沢栄一に関する博物館、その渋沢栄一がこの王子の地に日本初の製紙会社(今の王子製紙)を作ったので紙の博物館…とあります。王子駅の近くに住んでいないのであれば、おすすめは桜の季節に飛鳥山公園を訪れ、3つの博物館の共通チケット720円を購入してざっと見て回ることです。また、広場にはたくさんの遊具や、SL機関車や路面電車の展示物があります。実際に走っていたものですので、SL機関車の中でいろんなつまみを触ってみて現役だった頃を想像するのが楽しいです。

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ちなみに、飛鳥山というくらいですので公園全体が高台の上に位置します。階段で100段くらいでしょうか、少し登る必要があります。JR王子駅のホームから飛鳥山方面を見ると、崖になっていることが良くわかります。駅のホームから見ると、その崖をゆっくり上るモノレールが見れます。この鉄道の名称は「あすかパークレール」、車両のことは「アスカルゴ」(カタツムリみたいなので)と呼びます。桜の季節は行列ができてしまうので私は乗れませんでしたが、余裕があればのんびりと乗ってみたかったです。

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飛鳥山がお花見の聖地となった理由

飛鳥山の歴史はずっと昔、平安時代くらいにさかのぼりますが、飛鳥山公園を桜の名所に仕立て上げたのは江戸幕府の八代将軍徳川吉宗でした。当時飛鳥山一帯は荒れた雑木林だったのですが、王子という自分の故郷にもある地名が気に入り、度々訪れていたそうです。この1720年頃、江戸は上野が唯一桜が集まっていた場所だったらしいですが、歌ったり騒いだりすることは禁止、時間も日中に限られていたそうです。そんな中、徳川吉宗は市民がストレスを発散できる様にと1270本以上の桜を飛鳥山に植え、酒宴や仮装もOKな自由な行楽地としたのです。

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1733年には徳川吉宗自身が飛鳥山公園に訪れたという記録が残っているそうです。家来や大奥の女たちを引き連れ、歌を書いた短冊を桜に結び、大騒ぎをしたという記録が多くの文献に残っているみたいです。ちなみにこの頃から、桜の名所にかまぼこ、卵焼きなどを入れた花見弁当を持って花見へ出かける風習も一般的になっていったとの研究もある様です。当時のかまぼこは1枚で2000円もしました。この為、庶民はせっかくの花見だからと奮発するか、たくあんや大根などの代替品で(かまぼこや卵焼きに見せかけ)見栄を張ったそうです。

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場所と地形の成り立ち

飛鳥山公園の最寄り駅は、「王子駅」または都電荒川線の「飛鳥山」か「王子駅前」です。いずれも徒歩3分程の場所ですので、非常に近いです。

何故、登り用のモノレールが作られる程の崖が形成されたのだろう?と国土地理院の地図で確認してみたところ、武蔵野台地の東北端に位置していることと、川(石神井川)によってその台地が削られた為ということが分かりました。以下の地図で標高が分かるのですが、表示領域を広げてみると台地の形が分かって面白いです。京浜東北線の線路沿いが武蔵野台地の端で、川によって飛鳥山周辺が削り取られたのだろうということが見て取れます。

 雨の中での写真撮影とデジタル現像

この日は雨の中での写真撮影でした。精密機械であるカメラですが、雨に気を使いながらも余り神経質にならずに使おうと思っています。気を付けているのは、①雨で本体・レンズ側面が濡れたら小まめに拭く、②レンズが直接濡れない様に気を付ける、③使い終わったら乾燥させる、です。

夜桜といえば六義園。ライトアップで輝く日本庭園としだれ桜を見てきました。

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六義園は、小石川後楽園と並ぶ江戸の2大庭園だそうです。7年もの歳月を掛けて完成された日本庭園は、昼も魅力的ですが桜の季節は夜のライトアップ時期に訪れるのがおすすめです。写真が多くなってしまいますが、夜に輝く日本庭園と夜桜の魅力、そして訪れる際の注意点について書きましたのでご覧いただきたいと思います。

六義園の2大見どころ ~夜桜と池~

六義園正門でチケット(300円)を購入し内庭大門をくぐれば目の前にはライトアップされた、しだれ桜が広がります。そのしだれ桜を堪能して庭園側へ少し歩けばすぐに、立派な池と綺麗な島を見渡せる池畔に出ます(出汐湊という名前だそうです)。この2ヶ所が、六義園の最大の見どころです!この2ヶ所は歩いて3分程の距離ですが、誰に聞いても本当に良かったと言うと思う見どころスポットです。
その後、大きな池の周りを時計周りにぐるっと周回する様に庭園を巡るのですが、ゆっくり歩いて1時間くらい掛かると思います。こちらにも見どころはありますが、まずは六義園で見逃してはいけない2大見どころをご紹介します。
夜桜のライトアップは、実はそれ程多くの場所でやっている訳ではありません。また、ライトアップをしているところの中でも、最も立派と言って良い木が六義園のしだれ桜です。余りに人が多くで全景写真が撮れませんでしたので、一部だけを捉えた写真をご覧下さい。実物はぜひ、現地で見て頂きたいです。圧倒的な大きさです。

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そこから人の流れに沿って少し進むと、大泉水という池が現れます。その池を眺めやすい様に陸が出っ張っている場所(池畔)の一つが、出汐湊です。右手に中の島が、左手には蓬莱島が、そして対岸には吹上浜が見えるそうですが、名前はさておき実際に見てみると美しい植物と池の反射で、非常に綺麗です。

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紅葉の季節に京都へ旅行した際、鏡の様な水面に映る紅葉が余りに綺麗で、どこからが水面なのだろう?と少し混乱したことを思い出しました。日本庭園は自然の美を表現する方法が多彩で、時々びっくりさせられます。昼間のさわやかな自然の姿も好きですが、ライトアップされた日本庭園も素敵です。(たまにある、どぎつい色のLED電球で照らさた庭園は余り評価できないですが…。)

ライトアップ期間中でも、庭園全体を楽しめます

先ほど言った通り、基本的には正門から入ってすぐの2ヶ所、しだれ桜と出汐湊から見る池が最大の見どころです。ですが、ライトアップされているのはこの2ヶ所だけではありません。2大見どころスポットで過ごすのが約20分くらいだとしたら、残り40分は庭園をぐるっと巡る時間になります。この時間が無駄かと言うと、私は凄く楽しめました。見どころとして指定されていて多くの人が話題にするのはたぶん、しだれ桜Ⅱです。ですがかなりきつい色のライトアップがなされています。個人的には余り好きではないのですが、正統派な正門前のしだれ桜に対抗する方法として、変化球で勝負しているのでしょう…。この、しだれ桜Ⅱ(すみません。正式名称は「第二のしだれ桜(鶴姫のしだれ桜)」です)は、正門が時計の5時の方角だとすると、11時くらいの方角にあり、丁度庭園の真ん中まで来たことなる目印でもあります。
しだれ桜Ⅱに至る道中には、立派なお茶屋さんが何件かあります。景観として素敵な建物もあれば、実際にお茶を出来る建物もあります。ライトアップ期間中はお茶屋さんの営業時間も延長していますが、閉館の1時間前くらいにはラストオーダーとなりますので、注意してください。

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この他にも、竹林や松、樹齢が長そうな木など色々な自然を見ることができます。昼空の下では注意深く見ることの無い場所でも、ライトアップされていると目がそちらへ向くので、新しい発見がたくさんありました。特に、樹木の樹皮が形成する模様など、子供のころ以来にまじまじと見ました。

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写真をたくさん貼ってしまいましたが言いたいことは、ぜひ庭園はぐるっと1周巡ってみて頂きたいということです。
ライトアップ期間中の六義園は人出が物凄いので、警備員の方が所々に立ち、立ち止まらない様に注意喚起しているので風情のある場所とは言いづらいですが…立ち止まらない限りゆっくりじっくり歩いて楽しむことのできる、綺麗な場所ですので時間があればぜひ庭園をぐるっと1周してみて欲しいです。

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六義園の名前の由来

小石川後楽園へ行ってみて思ったのですが、歴史のある場所の名前には多くの意味が込められていて面白いです。

では六義園の名前がどの様な由来から来ているのかと言うと、紀貫之が「古今和歌集」の序文に書いた「六義」(むくさ)という和歌の六つの基調を表す語に由来する、のだそうです。その「古今和歌集」の眞名序・仮名序には確かに、「和歌有六義」・「そもそも歌のさま六つなり、唐のうたにもかくぞあるべき」と、中国の古い漢詩集である「毛詩」に登場する詩の六義について言及があるので、「六義」の語源は中国の詩の分類法または和歌の分類法、ということになります。
類推するに、六義園は和歌や漢詩にもある多様性を、庭園の中に持たせようという試みである様に思います。

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六義園への行き方と注意点

六義園のライトアップ期間中、出入口は2ヶ所になります。正門と染井門です。待ち合わせの時に間違えない様にして下さい。正門は時計での5時の方角と言いましたが、染井門は1時の方角です。六義園の最寄駅は駒込駅、または三田線千石駅ですが、いずれの門にも近いのが駒込駅で、千石駅からは正門が近く染井門は庭園の正反対の場所に位置するので、結構遠いです。

この他の注意事項ですが、正門と染井門を結ぶ道路は、ぬかるむことが多いそうです。実際、私が行った時も2日程前に雨が降ったせいで、注意深く歩いても靴に少し泥が付く様な状態でした。履く靴は選んだ方が良いです。
また、トイレの数も少ないですので予めお手洗いを済ませておいた方が良いと思います。(トイレに並ぶ行列ができていました)一方、チケットの並び列は短いので、こちらは心配しなくても良さそうです。

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夜桜のデジタル現像

夜の写真撮影は条件が厳しいです。カメラの性能がかなり良くなっているとはいえ、きちんとした写真を残す為には工夫が必要です。初心者として重要なのは、ブレ・明るさ・ノイズ、どれを重視するかを意識して枚数をたくさん撮り、撮ったらすぐに結果確認することだと思います。残念ですが初心者ですので、撮った写真の1割が上手くいけば上出来だと言う気持ちで撮る必要があると思います。また、本格的に写真を撮るのであれば、三脚を設置する必要があると思います。
私は、撮りたい被写体をブレなく撮れていれば、後の条件はある程度デジタル現像でなんとかしよう、という気持ちで撮影しています。この様に考え方を変えたところ、時間はかかってしまいますが、良いと思える写真はかなり多くなりました。今回の写真も、現像前は削除する候補だったのですが、ピントが合っているので色々試してみたところ、残しておこうと思える1枚になりました。